自然科学研究機構

「地上の太陽」を人類の手に (核融合科学研究所)

18日 オンライン対応時間:11:00~17:30

展示概要

核融合の基礎から核融合炉発電の実現に向けた研究の最前線に至るまで幅広く展示します。「核融合:星のエネルギー」、「子供たちの将来のために」といった核融合入門講座、専門的な内容については第9回自然科学研究機構若手研究者賞受賞講演『未来エネルギー「超高温核融合プラズマ」を実現する鍵​​』をご覧ください。また、今年7月1日に起動した新プラズマシミュレータ「雷神」、超伝導サイエンス等についてもご覧いただきます。

展示詳細

 核融合:星のエネルギー 

・地球をはぐくむ太陽のエネルギー、そして、無限の神秘をたたえる宇宙のエネルギーの源は核融合です。
・地球の物質、宇宙の物質もまた、核融合により創成されています。
・この核融合エネルギーを地上で実現できれば、人類は今後、恒久的に、環境に負荷をかけることなく、その文明を維持することができます。
・核融合の実現は、人類の夢の実現。核融合発電の実証をめざして、今、研究は急速に進んでいます。

 地上の太陽の実現に向けて ー核融合研究の現状ー 

(10月17日 11:00-12:10 研究トーク1 小林 真 助教)

・核融合研究は、「地上の太陽」をつくり、人類に無尽蔵のエネルギーをもたらす挑戦です。
・核融合科学研究所では大型ヘリカル装置を中心に、核融合プラズマ実験研究、理論シミュレーション研究、核融合工学研究を有機的に連携させながら、核融合発電の実現を目指した研究・教育を推進しています。
・核融合発電の実現のため、中性子の空間分布・エネルギー評価法の確立や先進中性子検出器の開発を行っています。

 子供たちの将来のために 

 未来エネルギー「超高温核融合プラズマ」を実現する鍵 ~”水素”の動きを制御する~ 

本島厳 准教授 第9回自然科学研究機構若手研究者賞受賞記念講演

 核融合 研究1分紹介!2020 

 ここが1億2千万度の現場だ!-大型ヘリカル装置(LHD)バーチャル見学ツアー- 

 プラズマシミュレータ雷神紹介 

 さまざまな材料での熱の伝わり 

 超伝導だと電流は流れ続ける??―永久電流実験― 

 超伝導低温施設紹介 

 大学院入試説明会(2020年10月30日(金)開催) 


核融合_入試説明会ポスター_724x1024.jpg

参加機関について

核融合科学研究所

核融合科学研究所では、地上の太陽である核融合エネルギーの実現を目指して、我が国独自のアイデアに基づく世界最大級の超伝導装置である大型ヘリカル装置(LHD)を用いて、1億度を越える超性能プラズマの研究を軸に、理学、工学にまたがる幅広い学術研究を推進しています。核融合科学研究所は、全国・全世界の核融合研究者コミュニティの知が結節する中核拠点であり、また教育機関として、将来の核融合研究を担う人材の育成にも力を注いでいます。