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次世代学術研究プラットフォーム
日本の大学や研究機関を支える情報インフラSINET5
学術情報ネットワークSINET5は、全国の大学や研究機関等を接続する超高速のバックボーンネットワークとして全ての国内回線・国際回線を100Gbpsで構築しています。
また、海外学術ネットワークとの相互接続により大規模国際プロジェクトの支援や大規模なデータを扱う研究のみならず、多様なサービスで研究・教育をサポートしています。
ID連携で学術環境の高度化を加速する認証サービス
学術認証フェデレーション「学認」は、これまでWebアプリケーションごとにあったIDとパスワードを一元的に管理する認証システムを構築することで、学内サービスのみならず、商用電子ジャーナル等も含めた認証のワンストップサービス化を実現します。
UPKI 電子証明書発行サービスは、高等教育および学術研究に供する情報環境基盤のセキュリティ水準向上を図るために、NIIが実施する事業です。
国際学術無線LANローミング基盤(eduroam)は、世界中(90の国・地域)の大学や研究機関を訪問した時に無線LANが無料で使える相互利用のサービスです。
日本においては、NIIが「eduroam JP」の名称で大学等高等教育機関や研究機関を対象に支援や、基盤システムを運用しています。
大学のクラウド利活用をサポートするGakuNin Cloud
GakuNin Cloudでは、大学・研究機関のクラウド導入・活用に関わる情報を提供する「学認クラウド導入支援サービス」、教職員や学生が利用可能なサービスを一覧できるポータル機能を提供する「学認クラウドゲートウェイサービス」、研究や教育のためのクラウド上のアプリ環境の構築や再構築を容易にする「学認クラウドオンデマンド構築サービス」の3つのサービスを提供しています。
研究データ管理の教材作成
NIIでは、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)の協力を得て、2017年より研究データ管理のオンライン講座を開発、提供しています。今後、NIIが開発した、学習状況の解析が可能なラーニングアナリティクス機能、学習者の属性や学習レベルに合わせて教材を最適化するカスタマイズ機能、教材リコメンド機能を備えたシステム「学認LMS」での公開を予定しています。
次期JAIRO Cloudの移行
JAIRO Cloudは、2012年度より運用を開始したクラウド型の機関リポジトリ環境提供サービスです。核となる機関リポジトリソフトウェアにNII開発のWEKOを採用しており、2020年度中にWEKO2からWEKO3のシステムに移行します。次期JAIRO Cloudは、学術論文等の文書ファイルの保存・公開に加えて、研究データやデジタルアーカイブの保存・公開が可能となります。
目録所在情報サービス再構築
目録所在情報サービスは、日本の90%以上の大学と国内外の研究機関が共同で蔵書を登録し、相互に貸借を行うためのシステムです。登録されたデータはCiNii Booksにも提供されています。1985年に開始した本サービスは、電子情報資源との統合的発見環境の構築や業務フローの最適化を目指し、現在大きな変革期にあります。8月3日にはCAT2020が開始しました。目録所在情報サービスがさらに参加館やユーザの役に立つよう、2022年に向けて検討を進めています。