地球研写真展
「水のある風景―変化と流転、そして地球の未来可能性」
2022年3月10〜15日に京都市内の町屋ギャラリーで開催した写真展です。
地表の7割が水で覆われた水の惑星、地球。生きとし生けるものすべてが水の恩恵にあずかって生を授かり、豊かな自然環境の中で水を利用して生の営みを続けています。
しかし、産業革命などを契機に新しい地質年代である「人新世(あるいは人類世)」に入ったころから、人類の活動は地球の隅々に影響を及ぼし、水辺の風景も変わり、人々の生活も変遷してきました。
総合地球環境学研究所(地球研)は、人と自然の相互作用の根本を理解し、人新世で引き起こされているさまざまな地球環境問題の解決を目指す研究を進めています。その中で、国内外の研究調査地で水の風景と人々の生活も見つめてきました。
私たちは今、未来の人類世代も豊かに生活しつづけられるような地球の「未来可能性」を考える必要に迫られています。考えるためのヒントのひとつになるよう、本展示会では、さまざまな形に変化し、流転しながら地球を巡る水のある風景を、地球研の研究調査地で撮影された写真を中心にご紹介します。
【インタビューで振り返る写真展】
「当たり前はタダではない!」水辺の景色と人々のくらし
「私たちの水はどこから来るのか?」未来へつなぐ 水との関わり方
【写真集】
地球研写真展「水のある風景―変化と流転、そして地球の未来可能性」写真集
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/publicity/book03/#page=1
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■Studio地球研
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創刊号「未来可能性を探る地球研を語ろう」
出版記念対談
タネとヒト 生物文化多様性の視点から
■地球研オープンハウス
地球研では2011年度より、広く地域の方々との交流を深めるため、地球研の施設や研究内容を紹介するオープンハウスを開催しています。
地球研オープンハウス2022
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/events/detail/40/
3つのプロジェクトの紹介動画に続き、毎年恒例の「地球犬ラボストーリー」。続いて、与論島で始まったLINKAGEプロジェクトの研究活動。ヨロンブルーのサンゴ礁で掘削したサンゴは、なんと過去から今までの島の営みの歴史を私たちに教えてくれるのだといいます。今年最終年度のEco-DRRプロジェクトの研究活動の集大成のひとつ、「J-ADRES」も紹介。自然の恵みと災いを総合した視点から、私たちの社会や地域がどのように土地を利用しているのかがまとめてわかるウェブサイトです。そして最後は山極所長の講演。パラレルワールドとしての地球、その実態とは?!
地球研オープンハウス2022再生リスト