情報・システム研究機構

データサイエンスによる知の開拓
~基礎研究を深化させるデータサイエンス~

この展示ブースでは、情報・システム研究機構 第5番目の研究組織である、
データサイエンス共同利用基盤施設(ROIS-DS)についてご紹介いたします。

オンライン対応時間:
 18日(日)11:00~13:00(機構本部)
 18日(日)13:00~15:00(ROIS-DS)
 18日(日)15:00~17:00(機構本部)

展示概要

情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設(ROIS-DS、写真)は、データサイエンスを合言葉に、大学等との連携・協働の一層の強化を目的として2016年度に設置した研究組織で、データ共有支援・データ解析支援・人材育成事業、公募型共同研究を行い、科学や社会の発展を支援しています。本日は、データ共有支援事業やデータ解析支援事業におけるオープンサイエンスの世界を『研究コーディネーター』がご紹介します。
『研究コーディネーター』は、18日(日)13:00~15:00に当ブース内におりますので、お気軽にお声がけください。

展示詳細

 「データサイエンス共同利用基盤施設(ROIS-DS)」は、データサイエンス(データ駆動型研究)を合い言葉に大学等との連携・協働の一層の強化を目的に、文部科学省令で設置された「大学共同利用機関」ではない新しいタイプの研究施設として2016年度に情報・システム研究機構(ROIS)に設置された研究組織で、ROISを構成する4つの研究所--国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所--や、他の大学共同利用機関法人の研究所等と協力して活動しています。
 ROIS-DSでは、設立時から他機関研究者との共同研究、研究コーディネータを介した研究支援、OJT研究員採用等による人材育成を柱として広く大学等の機能強化に資する活動を行ってきましたが、2020年度からは、社会的に要望の大きいデータサイエンス教育に対し、特にデータサイエンス教育に関わる人材育成を目的とする事業(データサイエンス教育人材養成事業)を統計数理研究所と連携して開始します。この事業は、当初はパイロット事業として教育組織の整備、教育カリキュラムや教育システムの開発と小規模な人材育成からスタートする計画ですが、ROIS-DSの第4の柱として強化していく所存です。

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DS施設が推進する事業

 ◆支援事業(データ共有支援)
  ・生命科学分野におけるデータ共有支援事業(担当センター)
  ・極域環境科学分野におけるデータ共有支援事業(担当センター)
  ・人間・社会分野におけるデータ共有支援事業(担当センター)
  ・人文学オープンデータ共有支援事業(担当センター)
 ◆支援事業(データ解析支援)
  ・ゲノムデータ解析支援事業(担当センター)
  ・データ融合計算支援事業(担当センター)
 ◆人材育成事業
  ・OJTによるデータサイエンス人材の育成
  ・データサイエンス教育人材(DS教員)養成事業(パイロット事業として試行中
 ◆公募型共同研究(ROIS-DS-JOINT )
  ・一般共同研究
  ・共同研究研究集会

本日の展示では、データサイエンス共同利用基盤施設(ROIS-DS)のデータ共有支援事業やデータ解析支援事業
におけるオープンサイエンスの世界を『研究コーディネーター』がご紹介します。
『研究コーディネーター』は18日(日)13:00~15:00に当ブース内におりますので、お気軽にお声がけください。

DS_poster.jpg◇DS施設ポスター4枚綴


①ライフサイエンス分野のデータベースサービス
 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)では、ライフサイエンス分野のデータベースと
 サービスの専門機関として、国内外のデータベース統合化と利用者の利便性向上のための基盤技術
 開発を行っています。
 ⇒ 基盤技術開発に関する説明
 ⇒ データベースサービス

②極域科学データのデータベース
 極域環境データサイエンスセンター(PEDSC)では、南極域、北極域での科学観測・研究活動によって
 取得された超高層大気や気象、氷河、地質、生物等、多種多様な極域科学データの、処理、解析、保管、
 共有、公開、共同利用、についての活動支援を行なっています。
 ⇒ 関連データ一覧

③公的統計のミクロデータの分析を行うオンサイト施設
 社会データ構造化センター(CSDS)では、官庁統計等公的統計調査の調査票情報や秘匿データなどを
 安全に利用するために入退管理システム・監視カメラ等の高度なセキュリティ環境を整えたオンサイト
 利用施設を整備し、研究利用に提供しています。
 ⇒ オンサイト利用施設

④日本古典籍の分析から得たくずし字や画像等のデータセット&データベース
 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)では、人文学研究の成果に基づき構築したデータ
 セットを超学際的に活用する「人文学ビッグデータ」など、新しい人文学研究を展開しています。
 ⇒ データセット&データベース

⑤ゲノムデータとデータ同化における解析支援
 ゲノムデータ解析支援センター(CGI)とデータ同化研究支援センター(CARA)では、データ解析支援
 事業を推進しています。
 ⇒ ゲノムデータ解析支援スタートアップ(支援申請)
 ⇒ データ分析,統計分析手法の応用など研究相談の受付

関連コンテンツ

◇DS施設紹介ビデオ(9分13秒)

(注)データ融合計算支援プロジェクトは、2019年4月1日データ同化研究支援センターになりました。

◇生命科学系DB・ツール使い倒し系チャンネル(DBCLS提供)

統合TV

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◇フロア全体図

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参加機関について

情報・システム研究機構

情報・システム研究機構は、全国の大学等の研究者コミュニティと連携して、極域科学、情報学、統計数理、遺伝学についての国際水準の総合研究を推進する中核的研究機関を設置運営するとともに、21世紀の重要な課題である生命、地球、自然環境、人間社会など複雑な現象に関する問題を情報とシステムという視点から捉え直すことによって、分野の枠を越えて融合的な研究を行うことを目指しています。
この目的を達成するために、中央に融合的な研究を推進するためのセンターを設置し、情報とシステムの観点から新たな研究パラダイムの構築と新分野の開拓を行います。また、学術研究に関わる国内外の大学等の研究機関に対して、研究の機動的効果的展開を支援するための情報基盤を提供することにより、わが国の研究レベルの高度化に貢献していきます。