情報・システム研究機構

量子コンピュータ技術と今後の展望

GatherTown(18日) オンライン対応時間帯: 11:00-12:30、14:00-15:30

展示概要

この数年で量子コンピュータ技術は格段に進歩し、現在では50量子ビットを超える量子コンピュータが出現しています。その中には、インターネットを通して量子コンピュータを利用するサービスも出てくるようになりました。 これらの量子コンピュータは、私が使っているコンピュータとは2つの意味で本質的に異なると言えます。
ひとつは、量子コンピュータは計算(情報処理)の原理が量子力学に基づいている点で、計算原理の本質的な違いに根差しています。もうひとつは、ノイズの扱いです。現在の量子コンピュータにはデータにのってしまうノイズを制御する手立てがないと言う点で、コンピュータとは技術的に本質的に異なるのです。
量子コンピュータが『コンピュータ』として動作するには、誤り耐性のある量子コンピュータの開発が必要です。本展示では、誤り耐性量子コンピュータの中身と最近の研究成果についてご説明します。

展示詳細

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参加機関について

国立情報学研究所

国立情報学研究所(NII)は、情報学という新しい学術分野での「未来価値創成」を目指すわが国唯一の学術総合研究所として、人工知能、ビッグデータ、IoT、情報セキュリティなどの情報関連分野の研究開発を総合的に推進しています。また、大学共同利用機関として、学術コミュニティ全体の研究・教育活動のためのネットワーク(SINET)や学術情報検索サービス(CiNii)、オープンサイエンスの推進といった学術情報基盤の構築・運用を進めており、わが国が目指す未来社会の姿として提唱されているSociety 5.0の実現にも貢献が期待されています。