世界に挑む高エネルギー加速器研究の最前線

加速器研究施設


加速器研究施設とは

加速器は高エネルギー加速器研究機構(KEK)で行なわれている研究活動の基盤です。
加速器研究施設は、世界最先端の加速器を開発、建設するとともにそれらの運転・維持及びビーム性能の向上を担い、素粒子・原子核物理学、物質・生命科学などの研究を推進するために高性能で安定したビームを学術界だけでなく産業界を含む国内外の研究者に提供しています。
つくばキャンパスでは、世界最高性能をもつ電子陽電子衝突型加速器SuperKEKBを運用しています。また、シンクロトロン放射光利用の世界的パイオニアである光源加速器(PFとPF-AR)や世界的にもユニークな低速陽電子実験施設を運用しています。さらに、応用超伝導加速器研究センターCASAを中心に国際リニアコライダー(ILC)の実現にむけた技術開発を進めるとともにエネルギー回収型リニアックcERLを用いた応用研究も行っています。
東海キャンパスでは、原子力機構との共同プロジェクトであるJ-PARCにおいて、世界最大級のビーム強度を実現している大強度陽子加速器の運用とさらなる性能向上を行うとともに、筑波大学等と協力して医療用試験加速器iBNCTを運用しています。