国立民族学博物館
国立民族学博物館(みんぱく)とは
世界についての知の交流と創出の広場(フォーラム)
国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館機能と大学院教育の機能を備えた、文化人類学・民族学の大学共同利用機関です。国際的な研究・共同利用拠点として、世界各地の社会・文化についての調査・研究をおこなう一方、文化資源の集積と展示を通じたその情報の発信を国際的な連携のもとに進めています。集積された文化資源に関しては、オンライン上にも「フォーラム型情報ミュージアム」を構築し、そのそれぞれの文化の担い手とも情報を共有・共同利用することで、新たな知の創出をはかっています。
バーチャルミュージアム
みんぱくの地域展示では世界を九つの地域に分け、オセアニアを出発して東回りに世界を一周し、日本にたどり着きます。通文化展示では、特定のジャンルについて広く世界の民族文化を通覧することができます。
みんぱく展示のパノラマムービーで世界一周の旅をお楽しみください。
■ みんぱく展示場(2018年)パノラマムービー
■ 展示記録パノラマムービー(一部の特別展・企画展)
特別展「ユニバーサル・ミュージアム ―― さわる!“触”の大博覧会」
ただいま、みんぱくの特別展示館において、特別展「ユニバーサル・ミュージアム ―― さわる!“触”の大博覧会」[会期:9月2日(木)~ 11月30日(火)]を開催しています。
さわって体感できるアート作品が大集合!「歴史にさわる」「風景にさわる」「音にさわる」などのテーマの下、さまざまな素材と手法を用いて、“触”の可能性を探る大博覧会です。コロナ禍を経験した人類は、「さわらない・さわれない・さわらせない」日常が人間本来のコミュニケーション(触れ合い)を破壊することを知りました。非接触社会は、豊かな触感を持つ文化を育てることができません。展示場に足を運び、手を動かしてみましょう。ユニバーサル・ミュージアムは単なる障害者対応、弱者支援ではありません。本特別展に集うすべての来館者の手から、接触と触発の連鎖が広がる!
さまざまな関連イベントも開催予定です。
詳細は、特別展ページをご覧ください。
企画展「躍動するインド世界の布」
まもなく、みんぱくの本館企画展示場において、企画展「躍動するインド世界の布」[会期:10月28日(木)~ 1月25日(火)]が開催されます。
インド世界の布は、場をくぎり、人をつなぎ、神と人の媒介となり、政治をうごかし、グローバル経済をうみだします。このように躍動する布の現場に光を当て、布の役割や機能を明らかにすることは、グローバル化が進む現代インドの社会や文化の持続と変容の動態をひもとくことにつながります。本展示ではインド社会をつくりだしている人びとの営みを多彩な布とともに紹介します。
また、さまざまな関連イベントも開催予定です。
詳細は、企画展ページをご覧ください。
フォーラム型情報ミュージアムプロジェクト
みんぱくが収蔵する文化資源について国内外の大学・博物館等研究機関の研究者や現地社会の人びとと共同研究を行い、その成果を多言語化し、発信するとともに、その情報についてインターネットを通して意見交換ができるフォーラム機能をもつデータベースを構築しています。このデータベースを活用することによって、文化資源に関する情報を世界中の人びとと共有し、共同利用することを目指します。現在、「中央・北アジア資料」、「東南アジア資料」等に関する計24件のデータベースが公開・制作進行中です。
現在公開中のデータベースは、こちら(フォーラム型情報ミュージアムプロジェクトwebページ)からご覧いただけます。
おうちでみんぱく
昨年度、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための臨時休館中に誕生した「おうちでみんぱく」。外出することがままならなかったこの1年でコンテンツも少しずつ増え、さらに充実しました。
パノラマムービーを観ながら使えるワークシートや展示資料のぬりえがダウンロードできたり、ワークショップの内容をコンパクトにまとめた動画や研究公演・映画会の記録を視聴することができたりと、豊富な内容になっています。
おうちで遊べるみんぱくをお楽しみください。
「おうちでみんぱく」は、こちらのwebページからご覧いただけます。